KARIN #001 Photo Girl. 〜写真少女〜
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懸命に手を伸ばし、デジカメを向ける。
KARINは、自らの視点で、目にとまったモノを次々とカメラの中に収めていく。

写真を撮る女性が多くなった。手軽に使えるコンパクトデジカメがこれだけ普及したのは、そういう女性の影響が大きいだろう。

そういった女性の写真を、インターネットの世界では良く目にするようになった。
女性だからこその視点・・・と言うか、素直に興味のある被写体を収めようとする。

男性の中には、変に技術論の方にばかりに考えを馳せ、すごく大事なモノを忘れている事も多い。

そして、その素直さは、頭でっかちになった諸君よりも、きっちりとしたフレーミングで被写体を捉えているのもまた、皮肉なモノだ。

私自身、常々気にかけている事。


KARINはそんな中でも、本当に素直な視点で、興味の対象を捉える。
それが、なかなか出来ないから、ついつい変わった視点だ・・・と言ってしまうのだが、そうではなくて、普通はそういう風に捉えられないんだ。
「コラコラ、木にモノを掛けない!(^_^;)」

あまり撮る事に夢中になるのも・・・イカンか。
秋本番。訪れたのは昭和記念公園。

良く紅葉の名所としてメディアで取りあげられている。
到着したのはもうとっくに午後も半ば。ところが閉園は16:30。
じきに、このような公営の公園が、夕方までの営業という事を知る。

立川市の中心ほど近い場所にある、ものすごく広大な公園だ。
駐車場だけでも野球場が入るくらいではなかろうか。

紅葉シーズンなだけあって、その駐車場がいっぱいになっており、公園の中にはいると、やはりものすごい人の数だ。
しかし、広大な土地がその数を吸収してしまっている。




銀杏並木の通りの中で。
良くテレビで見かけていたところだ。
こうやって望遠レンズで切り取れば、実際の光景が嘘のように、閑散とした、静かな通りに見える。
うん、そう。このイメージ。
てっきり、街の中に共生している・・・そんな場所だと思いこんでいた。
このとき訪れるまでは。



昼間が短くなっている時期。もう既に傾いた日差しが指す。
カメラを構え続けるKARINを、柔らかな光が照らす。
髪の毛を、シルエットを包み込むハイライトが、可愛らしいKARINを一層引き立てる。
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