KARIN #001 Photo Girl. 〜写真少女〜
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閉園時刻となり、人々が一斉に帰途につく。
KARINも普段の姿に戻る。
様々な姿を見せてくれた彼女だが、いつも撮られているわけではない。

実は、色んな事を考え、悩み苦しむ事も多いであろう・・・壊れそうなくらいにセンシティブ。

決して器用にではないけれど、でも・・・それで良いんじゃないか!

私は、不器用であれ、どうであれ、考えるという事を止める事は、人間としての大事な能力を放棄するようなモノだと考える。

もちろん、その内容が高尚であるようになるに越した事はないが。

でも、まずは自分のペースで・・・そこから、本当の優しさだとかそういったモノが見えてくるはず。
普段の仕事の中では、きっとピンと気を張っていないといけない・・・自分にプレッシャーを与えているだろう。

まだまだ私にそこまで気を許しているようには思えなかった。まあ、それは仕方のない事ではあるが。
でも、普段のプレッシャーから解放され、彼女の本質を垣間見せたのが今日の姿だったのではないだろうか。
思いっきり、普段出せないモノを出していたのかもしれない。
それを受け止める事ができたのは嬉しい。

彼女の素直さは、彼女の撮る写真に良く現れている。そして可愛らしさが写真に写った彼女に現れている。

私もまだKARINを掴み切れていないだろう。彼女の望む事をしてあげられてもないだろう。
もっと彼女を理解してあげる事ができれば、もっと深い写真が撮れるかもしれない。
今後、KARINはまた、ファインダーの中に現れるだろうか・・・
END.
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